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2024年02月20日
呼吸の仕方で【反り腰】変わります!
クオリア整骨院、院長の伊野です。
今回は【反り腰】の人の呼吸についてお話しします。日常的に当たり前に皆さんがしている呼吸が原因で反り腰がなかなか改善しない人がいます。
特に産後のママさんや40〜60代の女性は特に注意が必要です!なので、ぜひ今回の内容はチェックしてみてください😁
反り腰と呼吸の関係については、以下のような点が考えられます。
- 呼吸制限: 反り腰の姿勢では、胸郭や腹部の圧迫が起こりやすくなります。これにより、呼吸器官(肺、横隔膜)の正常な拡張や収縮が制限され、呼吸の深さや効率が低下する可能性があります。特に、腹部が前方に突き出してしまうと、腹式呼吸が妨げられ、呼吸が浅くなることがあります。
- 筋肉の不均衡: 反り腰の姿勢では、腹部の筋肉が弱くなり、背部の筋肉が緊張してしまうことがあります。この筋肉の不均衡は、横隔膜の正常な運動を妨げ、呼吸を制限する可能性があります。
- 姿勢と呼吸: 反り腰の姿勢では、胸郭や肩甲骨の位置が前方に突出し、背中が丸まります。この姿勢は、肺の容量を制限し、呼吸の効率を低下させることがあります。また、首や肩の筋肉の緊張により、呼吸の制約が生じることがあります。
- 疼痛と呼吸: 反り腰の姿勢は、腰部や背部の筋肉や椎間板に負担をかけ、疼痛を引き起こすことがあります。この疼痛は、呼吸の深さや頻度に影響を与え、呼吸を制限する可能性があります。
総合的に言えば、反り腰の姿勢は呼吸に直接的な影響を及ぼす可能性があります。姿勢の改善や筋力トレーニングなどによって、姿勢や筋肉バランスを改善することで、呼吸の質や効率を向上させることができるかもしれません。
《反り腰は肋骨が開いている》
反り腰の人は必然のように肋骨が開いています。じゃあ、閉めよう!と思っても自分でコントロールできなくなっています。
それは横隔膜を使った安静時呼吸ができず、常に努力性呼吸を強いられているからです。
努力性呼吸の特徴は
- 深い呼吸: 努力性呼吸では、通常の呼吸よりも深い呼吸が見られることがあります。肺の容量を最大限に利用し、酸素を取り込もうとするためです。
- 頻度の増加: 努力性呼吸では、通常よりも呼吸の回数が増加することがあります。このことは、身体が酸素を取り入れるために必要な呼吸を維持しようとする反応です。
- 使用する筋肉の増加: 努力性呼吸では、通常よりも多くの筋肉が呼吸に参加することがあります。これには、胸部や腹部の筋肉だけでなく、首や肩などの筋肉も含まれます。
要は、リラックスしている時にも、マラソンをして疲れた後の肩で呼吸をしているようになっています。横隔膜の上下動が小さく、その状態だと腰は緊張し呼吸をする度にどんどん姿勢が悪くなっていきます。
《肋骨の動きが呼吸時の弊害になる》
肋骨が開いていることで横隔膜が下がらず息を吸えません。そうなると、機能的代償として息を吸おうとするので、肋骨を持ち上げて、無理矢理に肺の膨らむスペースを広げて空気を取り込もうとします。
①肋骨が開いていることで横隔膜の上下動ができない
②横隔膜の張力が失われている状態になり動かなくなります
③息を吸っても横隔膜が下がらなくなります
④呼吸補助筋を使って胸部を広げることで無理矢理に呼吸をしている状態になる
⑤努力性呼吸が常習化して、頸部や肩甲骨周辺、胸部、背部を使った呼吸により筋肉が緊張します
⑥結果、体が反りながらの呼吸を行うようになる
《肋骨の開きが呼吸時の問題になる》
体を反りながらの努力性呼吸をする人は脊柱を屈曲(背骨を丸める)しながら息を吐く力を鍛えたいのですが、大きな邪魔がある状態で背筋の広背筋が背骨を反らす動きに強く関与していて息を吐く際に大きな障壁になります。
皆が姿勢を良く見せようと脊柱伸展筋を活発に使う(背中を反らす)ことで、逆にどんどん姿勢が悪くなり努力性呼吸、交感神経優位の過緊張状態を生み出してしまいます。
まずは背筋群を使うのではなく、腹筋群の身体の全面を活性化して、横隔膜の上下動できる形を作り、背筋群を頼り過ぎないように誘導しましょう!
《活性化エクササイズ》
最初に1つ伝えると、どんなに筋トレやストレッチをして、筋肉バランスが整ったとしても反り腰は改善しません。腹筋がバキバキに割れていたとしても呼吸が正しくできなければ、肋骨は開き骨格は歪みます。それを踏まえた上で『呼吸』『低負荷』『意識』に注目して行なってください。
【目的】・腹筋群を活性化して、横隔膜の正しい形成を促す
・背筋群を抑制する感覚構築
【手順】①仰向けで手と足を天井に向けてあげる。
↓のイメージ
②背中全体が床から離れないようにつけた状態にする。
*動作の前に息を吸って背中を地面に押し付けるイメージ(5秒間鼻から息を吸う)
③背中全体を地面につけたままバンザイをする。
*息を吐いて腹圧をかけながら手をバンザイにして元の位置に戻す。(5秒間口から息を吐きながら)
↓のイメージ
④手を上げた際に肋骨が広がらないように意識をすること。
筋トレのように意識して動作することで身体を鍛えて筋肉をつけることも大切ですが、自律して働く呼吸動作や脱力といったリラックスした状態を正しい働かせられるようにすることが何よりも必要な要素です。
だからと言って、呼吸が全部解決!なんてこともないので、身体のメンテナンスとして当院に定期的に来られる方が多くいます。肩こりや腰痛、自律神経の乱れ、まき肩や猫背や反り腰、外反母趾や浮指やX・O脚など姿勢や自律神経、痛みに関与した改善にはさまざまな要素があります。それをしっかりと姿勢や呼吸、栄養といった部分から施術やエクササイズ、栄養指導などで根本改善を目指していきます。
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体の元気は心の元気になります。
心の元気は前向きな気持ちになれます。
そのどちらも兼ね揃えているからこそ健康的な笑顔あふれる生活を送れます。
専門的な技術や知識を活かして、皆がそれぞれ理想とする生活を送るための手段を提供するのがクオリアです。
一人一人の笑顔が私を笑顔にしてくれるから、私がまた誰かを笑顔にしたくなる、あなたを待ってます。
《クオリア整骨院》
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