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2025年10月17日
首肩のお悩みと向き合う整体時間

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首や肩の重さと「首こり」—G様のご相談
首や肩の重さを感じること、ありますよね。今日来てくださったG様も「首こり」が気になるとお話しくださいました。若い頃から違和感に悩み、パソコン作業の増加で前かがみの時間が伸びてから、こりと重さが一段と強くなったそうです。最近は作業に集中していると息を止めてしまうことがある、目の奥の疲れも気になる、とのことでした。
カウンセリングでは、生活パターン(デスクワークの時間・休憩の取り方・スマホ時間・睡眠)を丁寧に伺い、姿勢や動作のくせをチェック。うつむき姿勢が続くと頸椎まわりの筋群が緊張しやすく、肩甲骨が外へ逃げ、胸が閉じやすい状態になります。これが「重だるさ」「回しづらさ」「上を向きにくい」などの体感に直結します。
G様の場合、症状は「ズキッとした痛み」よりも「つねに乗っている重さ」。このタイプは、局所だけを強く揉むより、全体の連動を回復させることが早道になるケースが多いのが特徴です。
見直してみたい姿勢のこと—肩甲骨・胸・骨盤の関係
無意識に下を向いて作業していると、「肩甲骨」を安定させる筋群が働きにくくなり、胸を覆う筋肉(大胸筋・小胸筋など)が固まりやすくなります。肩甲骨が外転・上方回旋に偏り、首まわりは常に引っ張られたまま。さらに骨盤は後傾しやすく、お腹や体幹も使いづらくなるため、背中の張りや腰の重さを誘発します。
G様の姿勢を拝見すると、座位で骨盤が後ろに倒れやすいパターン。骨盤の傾きと胸郭の硬さは連動しており、骨盤がしっかり“立つ”ことで、胸が自然に開き、肩甲骨が居場所を取り戻します。ここが整うと、首の筋肉に過剰な負担がかからず、同じ作業時間でも疲労が蓄積しにくくなります。
- 肩甲骨:「寄せる・下げる」感覚がカギ。肋骨が固いと正しい位置に収まりづらい。
- 胸(胸郭):閉じたままだと呼吸が浅くなり、首や肩で代償しやすい。
- 骨盤:後傾が続くと腹圧が抜け、猫背・反り腰のスイッチが入りやすい。
整体では、この3点を“同時に”整えることで、局所の負担を自然と軽くしていきます。
呼吸の浅さと体の緊張—肋骨・お腹・インナーの役割
「最近、呼吸が浅い気がする」「肩で息をしている感じがする」。この感覚の背景には、肋骨まわりの硬さや腹部の緊張があります。胸郭(肋骨)が硬くなると、息を吸い込むたびに首や肩を持ち上げてしまい、結果として首こりが悪化。お腹と横隔膜・骨盤底筋(いわゆるコアユニット)がうまく使えないと、深い呼吸が入りにくく、交感神経優位の時間が長くなってしまいます。
私たちの整体では、まず肋骨の可動性をやさしく引き出し、胸・背中の筋膜の滑走を回復。次に、お腹の張りをやわらげ、呼気で腹圧がふわっと集まるように整えます。呼吸の通り道がひらくと、肩の力みがふっと抜け、自然に姿勢が整いやすくなります。G様も、施術中に「息が深く入る」「肩が下がった気がする」と笑顔に。
深い呼吸は「姿勢を直す」ための頑張りを減らします。呼吸→胸郭→体幹の順に波及し、結果として首肩の負担が軽くなる——この順番を意識したケアがポイントです。
足元のバランスも大切に—足裏・内もも・お尻の連動
立つ・歩くときの「足裏のバランス」も、首肩の快適さを左右します。G様は和太鼓をご趣味で、演奏時にガニ股姿勢になることが多いとのこと。外側荷重が続くと、内転筋(内もも)や中臀筋(お尻側面)が使われにくくなり、骨盤・胸郭の配列に連鎖。上半身だけを調整しても、足元の安定が欠けると戻りやすくなります。
そこで、足指・母趾球・踵の「三点支持」を再学習し、内もも〜お尻が素直に働く立ち方・歩き方を練習。足元が整うと、体幹が自然に入りやすく、肩甲骨も居場所が決まり、結果的に首の負担が減ります。全身はつながっている——それを体感できるのが整体の醍醐味です。
- 足裏の三点支持を意識(母趾球・小趾球・踵)
- 膝はつま先と同じ方向へ(過度な外向き・内向きを避ける)
- 骨盤は軽く前に“立てる”意識で、胸をふわっと広げる
体を新しい角度で捉える—気づきが起こる整体の進め方
長年の違和感は“慣れ”によって自覚しづらくなります。定期的に整体で「体の使い方」を見直すと、当たり前だと思っていたことが変わり、「力を抜ける場所」「呼吸が届く場所」に気づけます。G様も、呼吸と姿勢のポイントを一緒に練習するうちに「体が軽くなったみたい」との実感が。これは局所の筋肉だけでなく、神経系が“安全で心地よい動き”を再学習したサインです。
施術は強刺激に頼らず、やさしい圧と誘導で全身の連動を回復することを大切にしています。痛みや恐怖が減るほど、体は素直に動けるようになり、日常の中でも良い姿勢が“頑張らずに”保てるようになります。
ゆったり無理なく続ける—通院リズムとセルフケア
続けて通うことも、生活の一部にゆるやかに取り入れていただけたら嬉しいです。小さな変化の積み重ねが、毎日の快適さへ直結します。初期は1〜2週間おきに姿勢・呼吸・足裏の再学習を重ね、その後は月1回前後のメンテナンスで“戻りにくい体”へ。忙しい時期はセルフケア中心でもOK。無理のないペース配分をご提案します。
来院ごとに「今日はここが楽」「この動きが軽い」などの変化を言語化しながら、次の一歩を決めるのが当院のスタイル。短期的な“楽”と長期的な“安定”の両立を目指します。
今日からできるやさしいセルフケア
1)肋骨ひらきの呼吸(1分)
- 椅子に浅く座り、背すじをふわっと伸ばす。
- 片手を斜め上に上げ、わき腹を気持ちよく伸ばす。
- 鼻から3秒吸って、口から6秒吐く×3セット。
2)骨盤スイッチ体操(各5回)
- 仰向けで膝を立て、骨盤を前後にゆっくり傾ける。
- 次に左右へ小さくねじり、痛みのない範囲で可動を確認。
3)足裏三点チェック(立位30秒)
- 母趾球・小趾球・踵に均等に体重を乗せる。
- 膝とつま先の向きをそろえ、肩をストンと下ろす。
※痛みやしびれが強い、体調が優れない日は中止してください。セルフケアの頻度・強度はやさしくが基本です。
エリアと来院案内—まずはご相談だけでも
北習志野や習志野・高根木戸・津田沼からも多くの方にご来院いただいております。お近くの方はもちろん、船橋・薬園台方面からのアクセスも便利です。「ちょっと話だけ聞いてほしい」「自分に合うケアを知りたい」——そんな気軽なご相談も歓迎しています。
- 公式サイト:https://qualia-seikotsu.com/
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まずは現在地の確認から。一緒に無理のないペースで「軽い首・肩」と「深い呼吸」を取り戻していきましょう。
© クオリア整骨院(北習志野)